人の背骨はもともと二足歩行の衝撃緩和や頭部の重量を支えるため、前後に緩やかなカーブを持っています。中でも首にあたる頚椎には前弯（前カーブ）が存在します。

人の頭部は成人で約体重の１０％、５～７kgほどもあるため、細い首で頭を支えることは非常に負担が大きいのです。

近年のスマートフォンの普及によって目線は下を向く機会が増え、パソコンを用いたデスクワークにより画面に目を近づけ、頭部を前に突出させる姿勢を強いられる人が増加しています。

この姿勢を長時間続けていくと、首を動かす筋肉には血行不良が起こり、頭を支えきれなくなった頚椎からは本来持つ前彎のカーブが無くなり、「まっすぐ」という頚椎にとってはいびつな形で硬まってしまいます。

ゆくゆくは背骨全体に波及し、土台となっている骨盤にも悪影響を及ぼすことがあるかもしれません。

現代社会の生活ではかなり身近になっているストレートネックですが、一番は良くない姿勢を避けることが重要です。

デスクワークの際には土台である骨盤を正しく立てて座ること、スマートフォンや読書といった目線を下に向ける際は適度な休憩を挟むことをオススメします。

しかし、一度ゆがみの生まれた骨格、支え切れなくなっている筋肉で正しい姿勢を取るのは困難です。

７つある頚椎の何番目に特に問題があるのか、柔軟性を失っている筋肉、力が弱くなっている筋肉、凝り固まっている筋肉、症状の現れている部位、背骨全体の状態といった個人差を正確に見極め、正しくアプローチを行うことで早期改善が見込めます。

桐生の整骨院ではすべての患者様に対して国家資格を持ったスタッフによる個別対応を徹底しております。

カウンセリングに重きを置き、２０～３０分ほど時間をかけてお体の状態をしっかりと把握、誰にでもわかりやすい説明に努めております。

ストレートネックのような骨格のゆがみは日常生活の習慣などで生まれることが多いことから、一見関係なさそうに感じられることまでお伺いすることがあるかもしれませんが、患者様のプライバシーを保護するため、問診の際は専用スペースにてお話させていただきますので御安心ください。

カウンセリングの後は、手技や低周波といった症状を軽減する治療に加え、骨格の状態を整える矯正施術を行います。

桐生の整骨院の矯正はバキバキと骨を鳴らすものではなく、筋肉の柔軟性を取り戻すストレッチを基に、微小な関節のズレや関節可動域の改善のため、患者様１人１人に合わせたアプローチを行います。

症状に強さに応じて痛みの少ない施術が可能ですので、安心してご相談ください。